整理収納によって期待できる効果はさまざまです。
その一つとして、生活コストの削減につながるという点があります。
ここで皆さんに質問です。
皆さんは買い物は上手ですか?
私ははっきりいって苦手でした。
まずは、食材の買い出し。
リストも作らず雰囲気で買い出し。
思いついたものを都度購入。
冷蔵庫や食糧庫はいつもパンパン。
にもかかわらず、必要な食材がなく、また買い出しへ。
そして、気づけば多くの食材が腐ったり、消費期限を超え、廃棄する。
この食材を廃棄するという行為は、「ご飯が食べられない人もいるのに…」と私の中の罪悪感を刺激しました。
次に、衣類の買い物。
・サイズを間違いはいつものこと
・ネットで白いワイシャツを購入したつもりが、うっすら青みがかったストライプのワイシャツが届く
・店舗にて速乾性のある袖付きのインナーシャツを買ったつもりが、開封するとロースリーブだった
など、確認不足も甚だしいミスのオンパレードでした。
買い物が下手であると困るのは、支出の管理です。
「そんなことお構いなし」と言えるほど収入がある人はよいでしょうが、我が家はそうはいきませんでした。
ここ数年、さまざまなメディアやSNS等で「固定費」の削減に関しての情報は多いため取り組みやすいですが、変動費の削減はその家庭の「気質」のようなものが関係してくるため、本当に頭を悩ませる問題でした。
こういった状況を変えるきっかけになったのは、整理収納アドバイザーの2級認定講座を受講してからでした。
それはもう劇的な変化でした。
食材の買い出しでは、
・保有状況を把握し、週に1度必要なモノを買いだすことにした
・ストックの量を管理することができるようになったので、食材の無駄買いはなくなった
・使いづらい食材はそもそも自分では買わず、廃棄される食材がでないようになった
衣類の買い物では、
・消耗品となるモノは値段だけを購入の指標にしていたが、質感・日々のメンテナンス・管理のしやすさなど自分基準を設けるようになった
・自分が「好き」を大事にするようになった
・急いで購入せず、吟味するようになった。また、その結果、購入ができなくても「縁がなかった」と割り切ることができるようになった
このように買い方の変化はいわゆる「変動費」の削減につながりました。
「これは“欲しい”のか“必要”なのか、どっち?」と自分に問いかける癖がつき、不要なモノを家に持ち込まない習慣を手に入れることができたのです。